「客先常駐なしの自社開発企業に就職したい!」
そんな方に向けてこの記事を書きました。
自社開発の企業から内定をもらうのは、簡単ではありません。
選考で落ちても、あきらめずに立ち上がることを繰り返す必要があるでしょう。
したがって、就職活動は相当な覚悟で望む必要があります。
就職に成功して欲しいという想いから、本記事は以下の内容を扱っています。
- 自社開発企業に就職するための心構え
- 客先常駐なしのIT企業に就職する4つの方法
5年間、IT業界で勤務経験がある私が徹底解説します。
大丈夫です。
着実に努力を続けていれば結果は出てきます。
客先常駐を避けるなら自社開発の会社
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自身のエンジニア人生を考えるなら、自社開発企業に就職した方が良いです。
就職の難易度は高いですが、積極的に目指す価値があります。
時間がかかっても目指すべきなのが、自社開発企業と言えるでしょう。
ここでは、自社開発企業に就職する心構えをご説明します。
メリットが多い自社開発!就職には相当な覚悟が必要
労働力の共有という本質がないので、自社開発企業は純粋に開発に集中できる環境です。
企画・設計・製造・運用までを全て担当できます。
自社開発企業では、客先の社員が担当することが多い仕事を経験することが可能です。
「マネジメント(PM)経験をできる機会が多い。」
「新卒社員の研修を担当できた。」などメリットが多いです。
自社開発の会社は、明確な評価制度があり着実に昇給し給料も高いです。
案件がなくなり切られることがないので、雇用も安定します。
魅力的なので、自社開発企業は人気があり就職の難易度が高いです。
応募者が殺到するので、就職活動は長期的に考えないと難しいでしょう。
まだ実務経験が少ない場合、相当な覚悟で就職活動に臨む必要があります。
就職を成功させるには回り道も必要
自社開発の企業に正社員でストレートに入社できれば良いでしょう。
しかし、実績が少ない人は正直難しいのが現実です。
就職活動では、年齢・実績・経歴・人柄など全てがトータルに判断されます。
自社開発は客先常駐と違い、人材の確保が直接の利益にはつながらないので、
判断基準が厳しいです。
多くの不採用を経験して落ち込むこともあるでしょう。
時間はかかっても、いつかは就職する気構えの方が楽かもしれません。
1社不採用で落ち込むよりは、次に向けて努力した方が良いことは確かです。
「筆記試験の対策をする。」
「ポートフォリオをより充実させる。」
「新たに言語を学ぶ。」
できることは、多くあります。
自社開発の会社に転職する4つの方法
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自社開発の会社に転職するには、近道はなく地道に活動を続ける必要があるでしょう。
「実績が足りなければそれを補う努力。」
「内定が出なければ就職活動の方法を見直す。」
これを繰り返すことで、徐々に成果が出てくるでしょう。
【方法1】実務経験が2年未満なら経験をもう少し積んでから転職
経験が1年程度だとまだ転職には不利です。
優秀な実務経験者ほど、客先常駐をさけて自社開発企業を応募するからです。
現在の常駐先でスキルを高められないなら、一般派遣で経験を積む方法もありでしょう。
収入的には不安定かもしれませんが、社員雇用ではないので一般派遣の方が自分で案件を選べます。
案件に出てない時に給料を払う必要がないので、派遣会社もスキルがつかない現場に無理やり押し込むことはしません。そこが、社員雇用のSESと違う所ですね。
リスクを避けるなら、今の現場で働きながら派遣案件を探すのがオススメです。
仕事をしながら自分でもスキルを高めつつ、派遣会社とコンタクトをとりましょう。
「こんな事もできるようになりました!」とアピールをし続けましょう。
努力とアピールを地道に繰り返し、最終的にスキルアップにつながる案件に受かったらそちらに移るのはどうでしょうか?
やはり、3年の実務経験は転職に必要だと言えます。
実務経験年数と就職に関しては、以下をご参照してください。
参照 : 応募条件の謎を解明します!「実務経験年数」の巻|【Tech総研】 (rikunabi.com)
働きながら、実務経験を積むための努力を続けましょう。
オススメの一般派遣会社 :
パーソナルテクノロジースタッフ
エンジニアのリモートワークならパーソルテクノロジースタッフ |IT・機電エンジニアの派遣求人ならパーソルテクノロジースタッフ (persol-tech-s.co.jp)
modis(アデコグループ)
Modis/IT・エンジニア派遣の求人 (adecco.co.jp)
![](https://black-engineer.info/wp-content/uploads/2021/06/客先常駐なしのIT企業に就職する方法とは.jpg)
【方法2】プログラミングが未経験であればスクールを利用する
テストの経験などその他IT系の業務経験があっても、プログラミングの経験がない場合はスクールの利用をオススメします。
要するに、業界経験はあるけど実務は未経験の場合です。
正直、実務未経験は転職がキツイです。
先に説明した、一般派遣を利用する方法も未経験では使えません。
転職の成功で一番大切なのは、実務経験。
企業によっては、経験3年以上など明確な目安を設けています。
つまり、経験が足りなければ書類選考を突破できないということです。
それを補う上で質の高いポートフォリオは重要です。
未経験者は、スキルや実務能力をアピールするしか方法はありません。
費用はかかりますが、プログラミングスクールの利用をオススメします。
個人で行うとポートフォリオのレベルが低いので、アピールできない場合もあります。独学に自信があれば、それでも良いでしょう。
20代や30代前半ぐらいまでなら無料スクールもあるので、利用を検討しましょう。
早く実力をあげたいなら、現役のエンジニアに直接指導をもらえるスクールがオススメです。
【方法3】転職エージェントに推薦してもらう
縁故(ツテ)があれば転職の可能性は一気に上がります。
しかし、現実は難しいでしょう。
その場合は、転職エージェントを縁故代わりにしてはどうでしょうか?
転職エージェントは長年の努力で企業と深い信頼関係を築いています。
推薦してもらえば縁故代わりとまではいかなくても、採用の確率は上がるでしょう。
「このエージェントの紹介ならきっと優秀な人なのだろうな。」と思わせれば勝ちです。
ただし、「話しと違う」とならないように日頃から自己啓発をしましょう。
ハローワークと違い、一度に複数の企業を受けられることや応募の代行もあります。働きながらでも安心して転職活動に取り組むことが可能です。
ぜひ、相談してみましょう。
【方法4】契約社員にも応募する
正社員の就職が難しいようであれば、契約社員に応募してみてはいかがでしょうか?
採用の確率が正社員より高いからです。
実務経験が少ない場合、企業はどうしても採用に慎重になります。
契約社員で雇って様子をみた後に、正社員登用する会社も多いです。
仕事内容は正社員と変わらないため、どちらにしてもスキルアップにつながります。
もし、契約が切れたら新しく仕事を探すことになります。
しかし、その時にはそれほど就職に困ることはなくなるでしょう。
IT業界は人手不足なので、即戦力のエンジニアは歓迎されているからです。
内定の確率を少しでもあげるため、契約社員を検討してはいかかがでしょうか?
【方法5】筆記試験の対策を徹底的に行う
総じて、筆記試験がある企業の方が書類選考を突破して面接に進みやすいです。
筆記(適性試験)と面接を同日に行い、応募者のポテンシャルを見て「書類・筆記・面接」のトータルで採否を決めるためです。
要するに、応募書類だけで採否を決めないということですね!
筆記試験の目的は応募者の適性や一般教養(情報処理)を知るためにあります。
ちなみに、一般教養(情報処理)は基本情報技術者の問題が使用されるケースが多いので覚えておいてください。
SPIや情報技術者試験の学習は毎日少しずつでも行った方が良いでしょう。
繰り返しますが、自社開発企業は採用基準が厳しいです。
実務の経験があるなしに関係なく、書類選考の段階でほとんど落ちます。
当然ですが、書類選考を突破しない限り内定を得ることができません。
したがって、筆記試験のある会社を受けるのは内定を得る1つの手段でしょう。
筆記試験で高い得点を獲得できれば、書類でマイナスポイントがあっても挽回できる可能性が上がります。
【方法6】応募する会社1つ1つを丁寧に受ける
数打てば当たると考えで、むやみに応募数を増やすのは辞めましょう。
(自社開発企業の場合)受ける会社を増やしたからと言って採用に結びつく確率はほぼ上がりません。
選考回数も多く、応募者を厳しく吟味するからです。
「同業他社ではなく、なぜ当社を受けたか?」
「弊社サービスのどのような点に魅力を感じるか?」
「あなたを雇うことで、どんなメリットがあるか?」
など、会社ごとにあなたとの共通点や採用メリットを詳細にしておく必要があります。
実務経験が豊富な人ほど自分の実績に自信があるので、会社をあまり調べない傾向があります。
未経験者や経験が少ない人は、そこで対抗して行きましょう。
【結論】客常先駐なしのIT企業に就職するには急がば回れ
自社開発で客先常駐なしの企業に就職するには、焦らないことです。
多少回り道をしてもいいから、着実に就職活動を進めて行く方が良いでしょう。
簡単に就職が決まることは、よほど優秀でなければまずないからです。
下手をしたら、ブラック企業に就職してしまう可能性もあります。
人手不足のIT企業が欲しいのは、あくまでも仕事ができるエンジニアです。
急がば回れの精神が大切です。